今回は「 自戦打碁集 第2局 -序盤編- 」を検討していきます。

なお、検討には「天頂の囲碁6 Zen」の検討機能を使って見ていきます。

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第2局 -序盤編-

Zenによる検討

第2局 -序盤編-
1図(実戦)

この碁は右下で 二間高ガカリ を使っています。 二間高ガカリは地に甘い反面、急に攻められることもないので自分に合っていると感じています。

そして、左下で黒に一間バサミを打たれ、それに対して白がツケヒキを打ったところです。

この後の打ち方を検討していきます。


 第2局序盤2図

*白3は黒10のところ
2図(実戦 白12~黒23)

白1と黒2の交換の後、白3~黒12まで、黒2をキレイに切り離してしまいました。

Zenの評価値も[ 黒46・白54 ]で白良し。

「ちょっと白がうまくいきすぎじゃないか?」

そんな疑問がわいたので、今回はこの部分の変化を検討していきます。


 第2局序盤3図

3図(2図の変化図1)

2図の白5までは同じ。黒6で白3の石をアテずにノビた変化です。

黒が反発するならこの一手でしょう。

黒6に対して、果たして白は打ち切れるのか?


 第2局序盤4図

4図(3図の続き1)

ここで、黒8、10のキリは成立しません。 白11で黒3子が逆に取られてしまいます。

簡単な図ですが、一応念のため。


 第2局序盤5図

5図(3図の続き2)

次は、4図の黒10でハネる変化です。

白11で黒3子のアタリを打ってから(これが大事です)、白13とツギます。

この後、黒は選択肢が二つあります。


 第2局序盤6図

6図(5図の続き1)

ひとつは隅の黒を確実に生かす方法です。

すると白も白17で連絡することが出来ます。 黒18には白19で何事もなし。

そしてZenの評価値は[ 黒46・白54 ]。 この図は、白良しです。


 第2局序盤7図

*白23は黒16の一路上
7図(5図の続き2)

5図の後、黒14で白3子を切り離した時の変化図です。 この後の変化がややこしい…。

色々検討した結果、コウは避けられないようです。

ちなみに7図の変化は一例で、これだと白の一手ヨセコウ(間違っていたらスミマセン…)。

白の不利なコウですが、もともと黒が先着していたところで、しかも白は外側に厚みができています。  そう考えると、白が悪くないのではないかと…

Zenの評価値は[ 黒49・白51 ]。  若干ですが白が良いようです。


 第2局序盤8図

8図(4図の変化図)

ここまでの変化は白が良いので、次は黒8のところで変化します。

今度は黒8で白3の石を取りにいった時の変化です。


 第2局序盤9図

9図(8図の続き)

白は、とりあえず白9とノビておきます。

その後、黒が黒10から出てきたら、図の流れのまま黒18まで。 左辺で新たな戦いが始まりそうです。

Zenの評価値は[ 黒48・白52 ]。 この図も白良しです。


 第2局序盤10図

10図(2図の変化図2)

そもそも、2図の黒6でオサエたらどうなるのか?

実はこの図が白の(僕の)注文でした。


 第2局序盤11図

11図(10図の続き)

白7とキッて白9とツギます。

これで分断した上下の黒石のどちらかは取れているのです。

Zenの評価値は[ 黒47・白53 ]。 僕も、この図は白が良いと思います。


第2局序盤12図

12図(2図の変化図3)

最後に、2図の黒2でコスミを打った時の変化。

当然、白3と封鎖します。 これこそ白の(僕の)注文通り!

Zenの評価値は[ 黒46・白54 ]。 黒もこのように打ってくることはまずないと思います。

今回のまとめ

実戦での序盤の左下の変化はうまく行き過ぎた感があったのですが、今回の検討では、違う変化になっても白が悪くなる図が見つかりませんでした。

1図の形になったら、二間にハサむ手が効果的なようです。

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第2局 総譜

 

 

寸評

  • 白12及び白16が好手だった。 ここで序盤は白が優位になったようである。
  • 白94~黒123手の間で、白は形勢を仕損じたようである。