今回は「 自戦打碁集 第3局 -序盤編- 」を検討します。

なお、検討には「天頂の囲碁6 Zen」の検討機能を使って見ていきます。

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第3局 -序盤編-

Zenによる検討

第3局序盤1図
1図(実戦)

僕の黒番です。 この碁は思いっきり工夫した打ち方をしました。

まず、左上で 二間高ガカリ 。 そして左下、星に対してカケていきました。 決して打ち間違いではありません。 左上の黒石と連動させて、中央の大模様で打っていこうという趣旨です。

そして黒17で下辺と右下の両方に影響を持たせようと欲張ったのですが、この手では赤点あたりに打っておいた方が良かったかもしれません。

この時点でのZenの評価値は[ 黒53・白47 ]。 配石次第では星にカケる打ち方もアリなのかも!?


 第3局序盤2図

2図(実戦 白18~黒31)

今回は、白1(実戦 白18)と打ち込んできて以降の打ち方を検討していきます。

ちなみに黒14(実戦 黒31)時点でのZenの評価値は[ 黒53・白47 ]となっていて、黒が悪いわけではありません。

ただしこの図は、白11と切られていて、さらに黒12の上をハネる手も残っており、左辺の白模様が大きくなっています。対局中は、黒の形勢が良いとは思っていませんでした。


 第3局序盤3図

3図(2図の変化図1)

2図の黒4で変化した図です。 ちなみに実戦は青点に打っています。

この手はZenの推奨手でもあります。

このように打つとこの先どんな展開になるのか? Zenの検討機能を使って予想してみました。


 第3局序盤4図

4図(3図の続き)

2図と似たような図ですが、一手違います。

青点に石があるか、黒12に石があるかの違いです。

ここで手割りで考えてみると、実戦は4図の黒12で青点に打ったことになっているのです。

白1の石がほぼ取れているので悪い手ではないですが、おそらく緩着だと思います。

4図のZenの評価値は[ 黒55・白45 ]で、2図より評価値が上がっています。

つまり、2図の黒4は緩着だったということになります。


 第3局序盤5図

5図(4図の変化図1)

なお、4図で白5、7のデギリは怖くありません。

黒8と一本オシてから黒10、12でキッた白石を逆に取ることが出来ます。


 第3局序盤6図

6図(4図の変化図2)

なお、4図の黒10でのZenの推奨は6図の黒10です。

6図のZenの評価値は[ 黒55・白45 ]で4図と変わりませんが、確かにこの図の方が黒は手厚いです。

この部分が手厚いと、仮に下辺の白1の石が動いてきたときに威力を発揮しそうです。

今回のまとめ

2図の黒4は甘く、3図以下に従って打つべきでした。

2図の黒4がなぜ甘い手なのかは、手割りで考えるとよくわかります。

対局中にこれを見極めるのは難しいかもしれませんが…

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第3局 総譜

 

 

寸評

  • 黒17は欲張りすぎ。 L-4に打つぐらいだった。
  • 黒21が甘い。 ここでは、H-4だった。(3図以降を参照)