今回検討する碁は、自戦打碁の 第8局 である。

今回から〈天頂の囲碁6 Zen〉の検討機能を使って見ていく。

ちなみにこの第8局は、僕の黒番である。

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第8局〈Zenによる検討〉

局面(1)

第8局1図
1図(実戦)

この碁も第7局に続いて 大ゲイマジマリ を採用。 以前は星打ち一辺倒だったが、最近は小目も打つようにしている。

そして、白52まで進んだところ。

ここで僕は、次の着手に悩んだ。それは、赤の点に打って白石を割いていくか、それとも青の点にケイマして黒石を補強するか、である。

実戦はこの後結局、赤の点に打って白石を攻めていったんだけれども…

ここでZenの検討機能を使って、Zenならどんな着手を選択するか聞いてみることに…


第8局2図

2図(Zenの推奨手)

黒1のカケである。

そもそも僕は左辺に対しては、赤の点あたりに挟むことしか考えていなかったので、これはちょっと意外!


第8局3図

3図(2図の続き)

Zenが示した、2図の後の進行である。

黒5までキカして、さらに黒7のケイマ。 つまり、左辺の黒は弱いので補強が必要だとZenは言いたいのだと思う。

白も、白8と白10を先手でキカして白12から白14と割いてきた。

こうなると確かに黒石は弱いように見える。

そして、この段階でのZenの評価値は〈黒46・白54〉である。

つまり、「黒、形勢悪し」である。

対局中は、1図の時点で黒の形勢が良いと思って打っていたので、これはショックである。

局面(2)

第8局4図
4図(実戦)

さてさて、局面は進んで、左上の星から一間に構えているところに対して、黒75と三々に入っていったところである。

そこでの攻防の中で、黒79を間違えてしまった!

僕は一体何を考えていたのか?

白80と打たれてシノギ無しである。


 第8局5図

5図(Zenの推奨手)

当然ながら、黒1のハネから黒3のカケツギである。

白6と眼形を奪う手が心配だが、黒7~黒17まで脱出できている。

5図はZenが示した一例だが、これ以外の流れでも黒が取られることはない。

4図の黒79は、どう考えてもおかしかった。

局面(3)

第8局6図
6図(実戦)

黒101と打ち、白102と応じたところである。

ちなみに現在の形勢はというと、左上の黒は取られたものの、意外と接戦のようである。


第8局7図

7図(実戦)

6図に続いて、黒1~黒11まで右上の白を攻めながら右辺の黒を固めたが、この局面、黒が急いで打たなければならない場所があったようなのである。


第8局8図

8図(Zenの推奨手)

それがこの黒1のオシである。

ちなみにZenは、7図の黒1、黒7、黒9、黒11のどのタイミングでも、8図の黒1を推奨していた。

おそらく、上辺左の眼形のはっきりしていない白の一団に対して締め付けを狙っていくものなのだと思う。

そして黒1のオシを打った時のZenの評価値は〈黒50・白50〉、つまり互角!

左上の黒は取られたが、まだまだ勝負は分からないのである!

終局図

第8局
終局図

結果は〈167手完 黒中押し勝ち〉だった。

Zenによると、図7から終局に至るまでの間にも形勢が二転三転していた。

…が、最後は黒167で下辺と右辺にある白の大石のどれかを切断し、白石を取ることが出来ている。

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第8局 総譜

 

 

まとめ

  • 図1の左辺の黒はそれほど強い石ではない。そして、黒51の時点で黒の形勢はよろしくないようである。
  • 黒79は失着。本来生きている石がつぶされてしまった。
  • 図8の黒1は急場。まずは何よりもここを急ぐべきだった。