今回検討する碁は、自戦打碁の 第9局 である。

今回も〈天頂の囲碁6 Zen〉の検討機能を使って見ていく。

第9局は序盤の打ち方に問題があったようである。

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第9局〈Zenによる検討〉

局面(1)

第9局1図

1図(実戦)

この碁は 二間高ジマリ を打ってみた。 今、話題のMasterの影響である。

そして、白6まで進んだところ。

ここからの黒の石の方向に問題があったようである。


 第9局2図

2図(1図の続き)

1図から数手進んだところ。

黒は左辺を割って、右辺は白に先着されている。

この流れに問題があったようだ!


 第9局3図

3図(Zenの推奨手)

Zenの推奨は3図の黒1である。

右辺を大事にした手で、普通の手である。

どちらかというと、実戦の僕の打った手の方が特殊かもしれない。

ではなぜ、僕は左辺を優先したのか?

それは、左辺を中国流に構えられたくなかったから!

自分が模様を築くのが好きな反面、相手には模様を作られたくないのである。

もしかしたら、僕は相手の模様を怖がりすぎているのかも…

局面(2)

第9局4図
4図(実戦)

2図から黒がツケノビて白16とノビたところ。

…で、その後の黒17が緩みである。


 第9局5図

5図(Zenの推奨手)

ここは黒1とオサえることが出来た!

デギる手が怖いけれども…


第9局6図

6図(5図の続き)

隅の2子を捨て石に外勢を張って、下辺に黒17と先着。

黒17と打たれた時点でのZenの評価値は〈黒58・白42〉で黒優勢となっている。

つまり、黒はデギりを怖がる必要はないのである。

ちなみに黒17に対して、白が左下を手抜きすると…


第9局7図

7図(6図の続き)

黒21、黒23で左下スミを黒地にでき、さらに左下の白はもう一手必要な形になっている。

局面(3)

第9局8図
8図(実戦)

局面(2)以降、ずっと黒の非勢が続いていたが、白58と白64の2手がマズかったらしく黒が形勢を盛り返しているところである。

ちなみに黒63は若干打ちすぎであるようなのだが…


 第9局9図

9図(実戦)

8図に続いて打った、黒1が甘かった…。

白2と打たれると、なかなか攻めきれないのである。


 第9局10図

10図(Zenの推奨手)

ここでは、10図の黒1と攻めるべきだった。

こちらの攻めの方が厳しかったのである。


第9局11図

11図(10図の続き)

黒13までとなると、白2子を切り離して黒の形勢が良さそう。

Zenによる評価値も〈黒55・白45〉で黒優勢となっている。

終局図

第9局

終局図

〈136手完 白中押し勝ち〉

右上の黒の対応は、見損じの嵐!

白の見損じにも助けられているが、結局は黒石を取られている。

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第9局 総譜

 

 

まとめ

  • 布石の石の方向が悪い。 この碁は右辺を大事にすべきだった。
  • 黒17は甘い。 図5のようにオサえるべき! デギリは怖くない!
  • 黒65では、10図の黒1で厳しく攻めるべきだった。