今回検討する碁は、自戦打碁の 第10局 である。

今回も〈天頂の囲碁6 Zen〉の検討機能を使って見ていく。

第10局は、見慣れない布石でスタートした!

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第10局〈Zenによる検討〉

局面(1)

第10局1図

1図(実戦)

この碁は タスキ星 の布石でスタート。 そして黒5で天元に! 珍しい布石になった。

お互い大場を打ち合って白14とカケたところ。 白14のカケは好手!

…が、この次の手をやりすぎた…。


 第10局2図

2図(1図の続き)

白1から白3としかけていったが、黒4が好手。 結局、黒8でワタられてしまった。

もっとも対局中は、黒4を見損じていたのだが、いずれにしても白1は打ちすぎである。


 第10局3図

3図(Zenの推奨手)

Zenの推奨手は、白1のノビ。

なんの変哲もない普通の手であるが、これで何も問題はなかったのである。


第10局4図

4図(3図の続き)

白7のオシまで打っていき、この時点でのZenの評価値は〈黒43・白57〉で白が優勢。

普通に打っているだけで白が優勢になれた場面だったのである。

局面(2)

第10局5図

5図(実戦)

局面(1)から進み、右下で黒を封鎖して攻め、白が形勢をリードしている。

そして、左下に白56とつけていき新たな戦いを開始。 今、黒61とハッたところである。


 第10局6図

6図(5図の続き)

ここで、白1のキリから白3のサガリ。 この白3のサガリが打ちすぎだった!

実戦は黒4とハッてくれたため、白5から黒1子を切り離すことが出来ているが…


 第10局7図

7図(6図の変化図)

白3とサガった時に黒4~黒8と打たれていたら、白3とサガった石が飲み込まれていたのである。


 第10局8図

8図(Zenの推奨手)

白1、白3と左辺を大事に打つぐらいだったようである。

ちなみに白1で左下を生きることも出来るけれども…


第10局9図

9図(8図の変化図)

白11まで左下を生きることはできても、黒12と右辺の白1子を攻められては、白のイヤな流れのような感じがする…。

そもそも、白56が打ちすぎていて…


第10局10図

10図(参考図)

5図の白56では、10図の白1と打つぐらいだったようだ。

終局図

第10局

〈312手完 白中押し勝ち〉

白の中押しとなっているが、ほとんど最後まで打っている。

左辺でコウが発生したため、長手数になった。

最後は盤面で白が3目ほどいいようである。

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第10局 総譜

 

 

まとめ

  • 白16がやりすぎ。 普通に白14の右をノビていれば良かった。
  • 白64もやりすぎ。 ここは8図のように打つぐらいだった。 そもそも、その前の白56が打ちすぎていて、10図の白1とカカるぐらいだった。
  • 検討には載せていないが、白92のツケも打ちすぎている。
  • 全体的に白の打ちすぎが目立っていた。