この記事では、北海道白老郡白老町にある「仙台藩白老陣屋」を紹介します。

仙台藩と書かれていますが、これは幕末に仙台藩士によって造られた陣屋であるためで、実際の所在地は北海道白老郡になります。

また陣屋が建設された際に、仙台から勧請(かんじょう)した愛宕神社塩竃神社も建立されています。

概要

白老仙台藩陣屋跡
白老仙台藩陣屋跡

この陣屋は、幕末の1856年(安政3年)に仙台藩士達によって造られたものなのでそう呼ばれています。

ではなぜ仙台藩士達が遠い北海道の地に陣屋を造ったのか?

当時は諸外国との緊張が高まっていた時期でした。

1854年(安政元年)に日本が約200年の鎖国を終わりにして開国しました。

それで幕府は蝦夷地の警備のために蝦夷地の大部分を直轄地にして仙台藩の他に津軽、秋田、南部、会津、庄内の奥州諸藩に分割警備させたのです。

そして仙台藩は白老からエリモ岬を経て国後島、択捉島までを守備範囲として定められたのです。

幕府は当初、勇払(ゆうふつ、現在の苫小牧)に陣屋を建設する予定でしたが、仙台藩士の三好監物(みよしけんもつ)が白老から択捉島までを探索。

それにより、陣屋の建設地は勇払より白老が適切と判断され、白老に陣屋が建設されるに至ったというわけです。

この陣屋は建設開始から約半年位で急ピッチで造られ、安政3年(1856年)の年末に一応の完成となっています。

その後12年間に渡って仙台藩が警備にあたって来ましたが、1868年(明治元年)に戊辰戦争が勃発すると、藩士達は仙台へ撤退し12年間の幕を閉じることになりました。

現在は、史跡公園として整備が進められています。

フォトギャラリー

周辺地図

仙台藩白老元陣屋跡の住所は「北海道白老郡白老町陣屋町681-4」です。

広めの駐車場もあるので、車で行っても止める場所に困ることはありません。